18歳未満と未プレイの方はこちら！→ここをクリック！
リーパー
設定
人物
外見
技・特殊能力
武器など
コネクション
略歴
リーパー 
設定
名前：リーパー（本名：メルヤ・ウィンカーベル）
年齢：27
性別：女
職業：神話生物の狩人
身長：181cm
体重：打ち付けても痛くないくらい
好きなもの：相棒達、酒、えっち
嫌いなもの：悪い神話生物、禁欲
一人称：わたし
二人称：あなた
三人称：あのこ、あのひと
年齢：27
性別：女
職業：神話生物の狩人
身長：181cm
体重：打ち付けても痛くないくらい
好きなもの：相棒達、酒、えっち
嫌いなもの：悪い神話生物、禁欲
一人称：わたし
二人称：あなた
三人称：あのこ、あのひと
人物
グリーンランド出身のお姉さん。父が日本人とのハーフで実はクォーター。
お酒とえっちが大好きな超美人で、数々の健全不健全男子諸君の性癖をぶち壊してきた。子種クラッシャー(イーター？)である。
神話生物を狩る組織へと所属しており、かなりのベテラン。実力も相当に高く、素行を除けばかなり尊敬出来る部分は多い。
戦闘スタイルは長めのツインショットガンとその反動を利用したツイン＝ショットガン・カタ。
独流であり、彼女以外に使用出来る人物はいない。
現在の相棒はグリム。とてもバディ仲が良い事で組織内でも有名。
■アルコールについて
■えっちについて
お酒とえっちが大好きな超美人で、数々の健全不健全男子諸君の性癖をぶち壊してきた。子種クラッシャー(イーター？)である。
神話生物を狩る組織へと所属しており、かなりのベテラン。実力も相当に高く、素行を除けばかなり尊敬出来る部分は多い。
戦闘スタイルは長めのツインショットガンとその反動を利用したツイン＝ショットガン・カタ。
独流であり、彼女以外に使用出来る人物はいない。
現在の相棒はグリム。とてもバディ仲が良い事で組織内でも有名。
■アルコールについて
彼女の酒癖は所謂アルコール依存症と診断されており、アルコールが抜けきる前に次のアルコールを摂取する為、
もう何年間もシラフの状態ではない。
これは度重なるストレスと、後述の不安障害による逃避行動の影響から摂取しており、本来酒はあまり好きではなかった。
彼女にとっては酒とは敗北の証であり、同時に癒やしとなる歪な呪いである。
精神をすり減らす過去を少しでも曇らせ、無理矢理にでも前を向こうとする健気さから飲んでいるものであるが、
この事実はグリムにしか明かしておらず、一部の事情を知らないメンバーから無責任なアバズレ野郎と思われている所以でもある。
事情を説明してはいないものの、みらちーはこれに勘付いている可能性がある。
もう何年間もシラフの状態ではない。
これは度重なるストレスと、後述の不安障害による逃避行動の影響から摂取しており、本来酒はあまり好きではなかった。
彼女にとっては酒とは敗北の証であり、同時に癒やしとなる歪な呪いである。
精神をすり減らす過去を少しでも曇らせ、無理矢理にでも前を向こうとする健気さから飲んでいるものであるが、
この事実はグリムにしか明かしておらず、一部の事情を知らないメンバーから無責任なアバズレ野郎と思われている所以でもある。
事情を説明してはいないものの、みらちーはこれに勘付いている可能性がある。
■えっちについて
任務以外ではかなり多くの時間、性的に交わっている事が多い。その頻度はグリムがバディについてから悪化の一途を辿っている。
組織内では一番えっちが上手く、彼女で童貞を卒業した男も、最後のえっち相手となった者も多い。
本人は意識していないものの、実はバディとはあまり交わらない。これは自分へ情が移り、任務中に不要な判断が発生するのを
無意識的に避けているが故である。
後述の腹部の強打により、一般の女性よりも若干妊娠し辛い身体になっている。その為あまり気にせずに生ハメに興じている。
気持ちいいし相手は喜んでくれるし最高。
本人はいつか子供が欲しいなぁ（幸せな家庭が持ちたい）と考えているが、自らの今までの行いや身体の事を考えると無理かもなぁと、
正直しょげている。
そもそも彼女にとってえっちとは、どんどん死んでいってしまい感じられなくなってしまった相方達や家族達の体温を
擬似的にでも感じる為の、縋るような慰めの様な行為である。（勿論きもちいいからすきというのもあるが）
彼女が本当の意味で満足出来るえっちをさせてくれる者は、現状グリムのみ。
組織内では一番えっちが上手く、彼女で童貞を卒業した男も、最後のえっち相手となった者も多い。
本人は意識していないものの、実はバディとはあまり交わらない。これは自分へ情が移り、任務中に不要な判断が発生するのを
無意識的に避けているが故である。
後述の腹部の強打により、一般の女性よりも若干妊娠し辛い身体になっている。その為あまり気にせずに生ハメに興じている。
気持ちいいし相手は喜んでくれるし最高。
本人はいつか子供が欲しいなぁ（幸せな家庭が持ちたい）と考えているが、自らの今までの行いや身体の事を考えると無理かもなぁと、
正直しょげている。
そもそも彼女にとってえっちとは、どんどん死んでいってしまい感じられなくなってしまった相方達や家族達の体温を
擬似的にでも感じる為の、縋るような慰めの様な行為である。（勿論きもちいいからすきというのもあるが）
彼女が本当の意味で満足出来るえっちをさせてくれる者は、現状グリムのみ。
外見
ブルーブロンドの長髪を、ゆったりと肩下で二手に結っている。目はタレ目気味で海の様に深い青、肌は白い。
常に黒い下着にカーテンの様な極薄い肌着を羽織っており、それにロングブーツを履いている。
文字で見るだけですら、非常に扇情的な見た目をしている。
これは彼女が暑がりなのに加えて非常に高い寒さ耐性を持っており、かつ性交渉時にすぐコトに移しやすいが為に着ているとされている。
ただし、他の人間が任務に支障をきたす程の恰好なのは間違い無いので、よく苦言を呈されたり同意無く平凡な見せかけを掛けられる。
本当にただの下着を着ているのかと言われれば答えはNoで、ケプラー繊維が編み込まれていたりと、実はタクティカルなえっち下着になっている。
常に黒い下着にカーテンの様な極薄い肌着を羽織っており、それにロングブーツを履いている。
文字で見るだけですら、非常に扇情的な見た目をしている。
これは彼女が暑がりなのに加えて非常に高い寒さ耐性を持っており、かつ性交渉時にすぐコトに移しやすいが為に着ているとされている。
ただし、他の人間が任務に支障をきたす程の恰好なのは間違い無いので、よく苦言を呈されたり同意無く平凡な見せかけを掛けられる。
本当にただの下着を着ているのかと言われれば答えはNoで、ケプラー繊維が編み込まれていたりと、実はタクティカルなえっち下着になっている。
組織加入時こそガチガチの軍部の様な恰好だったのだが、バディが死ぬたびに少しずつ露出が増えて今に至る。
一節によると死にたがっているのではとの噂も。
一節によると死にたがっているのではとの噂も。
技・特殊能力
・飲んで忘れよ … 精神分析。無理やり酒を飲ませて忘れさせる。
技能成否問わずCONx3に失敗したら酔う。
・酩酊 … 自己精神分析。もう酔ってる。
・騎乗 … 性に関する行為の時だけ技能値が10倍になる乗馬。（エロい事使用済み）
・魅惑 … 説得。身体の説得力で説得する。
・誘惑 … 言いくるめ。大人の色気で言いくるめる。
技能成否問わずCONx3に失敗したら酔う。
・酩酊 … 自己精神分析。もう酔ってる。
・騎乗 … 性に関する行為の時だけ技能値が10倍になる乗馬。（エロい事使用済み）
・魅惑 … 説得。身体の説得力で説得する。
・誘惑 … 言いくるめ。大人の色気で言いくるめる。
武器など
■ヨリンデ&ヨリンゲル
2挺で一対のショットガンの名称。その名前はかつて教え子であったバディの名前から取られており、赤い方がヨリンデ、青い方がヨリンゲルである。
2挺で一対のショットガンの名称。その名前はかつて教え子であったバディの名前から取られており、赤い方がヨリンデ、青い方がヨリンゲルである。
名前の元になった二人は優秀な狩人であったが、リーパーとの合同ミッション中に残虐かつ狡猾なシーカーズに捕獲され、666回に渡る拷問の後に最も苦痛を伴う方法で殺害される。
その後、二人を発見出来ずに組織へ帰還したリーパーの元には、合計34個のプレゼントボックスが届く。
中には分解されたヨリンデとヨリンゲルが、16箇所ずつに分解された状態で格納されており、
余りの2つには前述のショットガンが格納されていた。
その後、リーパーは弔いにその武器を手に取り、みらちーと組んで当該のシーカーズを討伐した。
が、この事件はリーパーに深い心的外傷を遺し、彼女が更に裏方に引っ込む直接の原因の一つとなった。
その後、二人を発見出来ずに組織へ帰還したリーパーの元には、合計34個のプレゼントボックスが届く。
中には分解されたヨリンデとヨリンゲルが、16箇所ずつに分解された状態で格納されており、
余りの2つには前述のショットガンが格納されていた。
その後、リーパーは弔いにその武器を手に取り、みらちーと組んで当該のシーカーズを討伐した。
が、この事件はリーパーに深い心的外傷を遺し、彼女が更に裏方に引っ込む直接の原因の一つとなった。
コネクション
■組織の仲間たち
■過去のバディの一部
■過去に育成した後輩の一部
■その他(一部例外あり)
●グリム
現バディ。得物は大鎌。最初の数回こそかなりわだかまりや壁を作ってしまったものの、現在では一番の気が合うバディ。
お酒も好きだし気持ちの良い事も好きだし言うこと無し。ついでに言うとある後遺症のせいで、彼女から彼女の常識を刷り込まれてしまっている。
友情、愛情、艷情全てを持つ稀有な相方でもあり、リーパー本人は気付いていないが心身共に依存しきってしまっている。
心もそうだが、とにかく身体の相性が最高。暇さえあれば互いを貪っている為、二人の間に入りたい下心ムンムンの男性諸氏がで毎夜彼女らを飲みに誘う。
少なくとも夏の海岸ではグリムの方がモテる。ぐぬぬ。
●みらちー
信頼出来る上司ではあるが、色々と無遠慮な所が多い。が、「まぁみらちーだしなぁ」という考えで全てが丸く収まる。
色々と恩は大きいので、割と報いていきたいとは思っている。
●バコちゃん
えっちに弱くてかわいい。
というのは置いといて、実際精神的肉体的な所でかなりお世話になってきたので、かなり感謝はしている。
現バディ。得物は大鎌。最初の数回こそかなりわだかまりや壁を作ってしまったものの、現在では一番の気が合うバディ。
お酒も好きだし気持ちの良い事も好きだし言うこと無し。ついでに言うとある後遺症のせいで、彼女から彼女の常識を刷り込まれてしまっている。
友情、愛情、艷情全てを持つ稀有な相方でもあり、リーパー本人は気付いていないが心身共に依存しきってしまっている。
心もそうだが、とにかく身体の相性が最高。暇さえあれば互いを貪っている為、二人の間に入りたい下心ムンムンの男性諸氏がで毎夜彼女らを飲みに誘う。
少なくとも夏の海岸ではグリムの方がモテる。ぐぬぬ。
●みらちー
信頼出来る上司ではあるが、色々と無遠慮な所が多い。が、「まぁみらちーだしなぁ」という考えで全てが丸く収まる。
色々と恩は大きいので、割と報いていきたいとは思っている。
●バコちゃん
えっちに弱くてかわいい。
というのは置いといて、実際精神的肉体的な所でかなりお世話になってきたので、かなり感謝はしている。
■過去のバディの一部
●ハンス=ハント
一番最初のバディ。男。
同年代・同期で非常に仲も良かった。10回目の作戦時、ムーンビーストにより背中から腹部・胸部にかけて、
槍をフォークの様に貫通させられ、盾にされる。リーパーのショットガンにより絶命。
最後の記憶は「どうして俺に武器を向けるの。」
●マレーン
2番目のバディ。女の子。
少しおどおどした気弱な女の子。リーパーの指示の元、戦闘訓練はせずにサポート訓練を重点的に実施し、
その道のエキスパートになった。ある作戦時にリーパーと分断され、狂信者の集団から捕獲。
その後儀式的に強姦を繰り返され、最後はケバブの様に屠殺されて死亡。
最後の記憶は「きっと姉さんが助けてくれる。」
●クリーパー
爆弾魔の男。
正確な年齢は分からないが、結構年上だったと思っている。かなり精神が狂っており、爆殺に快楽を感じる変態。
狼の本拠地を爆破した後、残党に捕獲される。リーパーがその後助け出すも、腹に埋め込まれていたC4爆薬を
狼から爆破され彼女の目の前で死亡。
●モンタギューX
豪傑な男。大酒飲みでかなりの陽キャ。というよりも頼れるアニキ。得物は斧で滅茶苦茶腕っぷしが強い。
狼狩りの帰りに残党の集団に囲まれ、自分が囮になってリーパーを逃がす。
獅子奮迅の活躍をし、23体の狼とその場で刺し違えた。
身体に銃創14箇所、裂傷21箇所、切創64箇所、貫通刺傷8箇所を負い息絶える。
●フォーカス
長い黒髪の少女。念動力を持っている。自身の力を過信している為、小生意気な所がある。
イス人との戦闘時、思念動力反響装置により脳を狂わされ、リーパーを襲う。
リーパーも苦しめられたが、寸前の所で脳をショットガンで破裂させる事に成功。即死。
●グレイプニイル
壮年の男性。リーパーバディの相次ぐ死亡に不信感と心配を同時に持った組織が付けた幹部級。
グレネードランチャーとヘビーマシンガン、コンバットナイフを巧みに操る無頼漢風の紳士。
赤ずきん所属前は米軍特殊武装組織「プラン - 141」に所属し、副隊長を務めていた。
リーパーとの任務中、事前事項に記載の無かった神格が突如出現。彼女と共に善戦するも
全身の関節を逆に折られ、抵抗出来なくなった所を食事として摂取される。死亡。
●エングレーブ
銀縁眼鏡に整えられた短髪のクールな男性。お硬いタイプでリーパーの酒癖の悪さに苦言を呈していた。
元警官で鎮圧部隊の出身。得意な得物は拳銃と軍刀。
庇護対象の依頼人が実は神話生物だったタイプの依頼で、敵に不覚を取るも腕を一本犠牲に討伐。
しかし出血多量により、最期はリーパーにあまり酒を摂り過ぎない様にと注意をして息を引き取る。
●シュティルツヒェン
鞭を得物とする中年の小男。サディストの傾向有り。
素行（特に女性が絡むもの）が悪く、暫く単独行動させられていたが、シュティルツヒェンの強い要望によりバディとなった。
しかしその目的はリーパーの身体で性欲を満たし、あまつさえ神話生物の犯行に見せかけて最後は殺害しようとしていた
卑劣漢である。まさか味方、それもバディから襲われると思っていなかったリーパーは鞭で身体を縛られ、よもや強姦される一歩手前という所まで追い詰められた。
しかし、訝しんだ他赤ずきんメンバーの救助が入り、なんとか事なきを得た。彼はその時の戦闘で股から身体を二分割され死亡した。
●サローメ
短刀を主武器とする女性。暗殺が得意。
ある作戦時、リーパーを裏切って邪教に彼女の身柄を引き渡すも、自身も邪教から裏切られて神話生物の贄にされてしまった。
実は彼女はエングレーブと婚約関係にあり、彼を死に追いやったリーパーに対して非常に強い恨みを持っていた。
（と、言うのは彼女の弁で、実際はエングレーブと彼女の間に付き合っている等の事実は無かった。彼女は精神に問題を抱えていた。）
その後、隙を見て独力でなんとか邪教を壊滅させたリーパーは命からがら帰還。この頃から健康診断でアルコール依存症と診断を受ける。
因みに、メルヤ(リーパー)の事を「リーパー(死神)」と呼ぼうと皆に働きかけたのも彼女。彼女が有ること無いことリーパーの悪口を吹聴し、
リーパーにとって非常に居づらい組織の空気作りに一役買った。
●ヘロデヤ
サローメの姉、特注の拳鍔で闘う超武闘派。粗暴かつ豪胆な性格で、かなり好き嫌いが分かれるタイプ。
リーパーと初回の任務に赴く途中で彼女を襲う。味方を信用しきっていた彼女をあざ笑うかの様に腹部を執拗に殴打し、
吐血と嘔吐を繰り返させた。そのまま殴り殺そうとした所で、付近に立て掛けてあったリーパーのショットガンが倒れ、
払いのけようとした拳鍔が運悪くトリガーに引っかかり、ヘロデヤの胸部に至近距離で暴発。辺りに血の花を咲かせて絶命した。
ヘロデヤは、ただ一人の家族としてサローメを愛していた。
その後、通信途絶したリーパー班を訝しんだみらちーが単独で彼女らの足跡を追った所、泣きながらショットガンの銃口を咥えるリーパーを発見。
すぐに保護して基地へと連れ帰った。三人連続でバディから裏切られる形となったリーパーは、重度の人間不信と不安障害を発症。
以降、バディは組まされず裏方へと回され、後進の育成係となった。
etc...
一番最初のバディ。男。
同年代・同期で非常に仲も良かった。10回目の作戦時、ムーンビーストにより背中から腹部・胸部にかけて、
槍をフォークの様に貫通させられ、盾にされる。リーパーのショットガンにより絶命。
最後の記憶は「どうして俺に武器を向けるの。」
●マレーン
2番目のバディ。女の子。
少しおどおどした気弱な女の子。リーパーの指示の元、戦闘訓練はせずにサポート訓練を重点的に実施し、
その道のエキスパートになった。ある作戦時にリーパーと分断され、狂信者の集団から捕獲。
その後儀式的に強姦を繰り返され、最後はケバブの様に屠殺されて死亡。
最後の記憶は「きっと姉さんが助けてくれる。」
●クリーパー
爆弾魔の男。
正確な年齢は分からないが、結構年上だったと思っている。かなり精神が狂っており、爆殺に快楽を感じる変態。
狼の本拠地を爆破した後、残党に捕獲される。リーパーがその後助け出すも、腹に埋め込まれていたC4爆薬を
狼から爆破され彼女の目の前で死亡。
●モンタギューX
豪傑な男。大酒飲みでかなりの陽キャ。というよりも頼れるアニキ。得物は斧で滅茶苦茶腕っぷしが強い。
狼狩りの帰りに残党の集団に囲まれ、自分が囮になってリーパーを逃がす。
獅子奮迅の活躍をし、23体の狼とその場で刺し違えた。
身体に銃創14箇所、裂傷21箇所、切創64箇所、貫通刺傷8箇所を負い息絶える。
●フォーカス
長い黒髪の少女。念動力を持っている。自身の力を過信している為、小生意気な所がある。
イス人との戦闘時、思念動力反響装置により脳を狂わされ、リーパーを襲う。
リーパーも苦しめられたが、寸前の所で脳をショットガンで破裂させる事に成功。即死。
●グレイプニイル
壮年の男性。リーパーバディの相次ぐ死亡に不信感と心配を同時に持った組織が付けた幹部級。
グレネードランチャーとヘビーマシンガン、コンバットナイフを巧みに操る無頼漢風の紳士。
赤ずきん所属前は米軍特殊武装組織「プラン - 141」に所属し、副隊長を務めていた。
リーパーとの任務中、事前事項に記載の無かった神格が突如出現。彼女と共に善戦するも
全身の関節を逆に折られ、抵抗出来なくなった所を食事として摂取される。死亡。
●エングレーブ
銀縁眼鏡に整えられた短髪のクールな男性。お硬いタイプでリーパーの酒癖の悪さに苦言を呈していた。
元警官で鎮圧部隊の出身。得意な得物は拳銃と軍刀。
庇護対象の依頼人が実は神話生物だったタイプの依頼で、敵に不覚を取るも腕を一本犠牲に討伐。
しかし出血多量により、最期はリーパーにあまり酒を摂り過ぎない様にと注意をして息を引き取る。
●シュティルツヒェン
鞭を得物とする中年の小男。サディストの傾向有り。
素行（特に女性が絡むもの）が悪く、暫く単独行動させられていたが、シュティルツヒェンの強い要望によりバディとなった。
しかしその目的はリーパーの身体で性欲を満たし、あまつさえ神話生物の犯行に見せかけて最後は殺害しようとしていた
卑劣漢である。まさか味方、それもバディから襲われると思っていなかったリーパーは鞭で身体を縛られ、よもや強姦される一歩手前という所まで追い詰められた。
しかし、訝しんだ他赤ずきんメンバーの救助が入り、なんとか事なきを得た。彼はその時の戦闘で股から身体を二分割され死亡した。
●サローメ
短刀を主武器とする女性。暗殺が得意。
ある作戦時、リーパーを裏切って邪教に彼女の身柄を引き渡すも、自身も邪教から裏切られて神話生物の贄にされてしまった。
実は彼女はエングレーブと婚約関係にあり、彼を死に追いやったリーパーに対して非常に強い恨みを持っていた。
（と、言うのは彼女の弁で、実際はエングレーブと彼女の間に付き合っている等の事実は無かった。彼女は精神に問題を抱えていた。）
その後、隙を見て独力でなんとか邪教を壊滅させたリーパーは命からがら帰還。この頃から健康診断でアルコール依存症と診断を受ける。
因みに、メルヤ(リーパー)の事を「リーパー(死神)」と呼ぼうと皆に働きかけたのも彼女。彼女が有ること無いことリーパーの悪口を吹聴し、
リーパーにとって非常に居づらい組織の空気作りに一役買った。
●ヘロデヤ
サローメの姉、特注の拳鍔で闘う超武闘派。粗暴かつ豪胆な性格で、かなり好き嫌いが分かれるタイプ。
リーパーと初回の任務に赴く途中で彼女を襲う。味方を信用しきっていた彼女をあざ笑うかの様に腹部を執拗に殴打し、
吐血と嘔吐を繰り返させた。そのまま殴り殺そうとした所で、付近に立て掛けてあったリーパーのショットガンが倒れ、
払いのけようとした拳鍔が運悪くトリガーに引っかかり、ヘロデヤの胸部に至近距離で暴発。辺りに血の花を咲かせて絶命した。
ヘロデヤは、ただ一人の家族としてサローメを愛していた。
その後、通信途絶したリーパー班を訝しんだみらちーが単独で彼女らの足跡を追った所、泣きながらショットガンの銃口を咥えるリーパーを発見。
すぐに保護して基地へと連れ帰った。三人連続でバディから裏切られる形となったリーパーは、重度の人間不信と不安障害を発症。
以降、バディは組まされず裏方へと回され、後進の育成係となった。
etc...
●ハウンド
かなり初期に教育した狩人。男。優秀で人懐こいのでかなりリーパーのお気に入りだった。
常識人かつ、彼女に偏見なく接してくれる一人だった為、彼と話している時はつい饒舌になる。
目の前で自殺。これにより一時的にリーパーの精神状態は過去最悪のものになり、鬱による自殺一歩手前まで追い詰められたと見られる。
●バロック
年上の後輩。男。過去にラグビーを経験していた為か、やや体型にまん味が見られる。
6回目の任務時に建物の崩壊から逃げ切れずに死亡。わんこの様にリーパーに懐いていた。
●ジャバ&ワバのバディ
前線で元気に活躍中の騒がしいバディ。かなりのお気に入り。
彼らの生存と明るさに正直相当救われているが、そんな裏事情は誰にも言っていない。
●ピンクリンカー
歌って踊って戦えるアイドルを目指して戦っていた可愛い系狩人。
火を扱う神話生物関連の任務時に身体と顔の大部分を火傷し、アイドル等夢のまた夢、
とてもマトモに見る事の出来ない見た目になってしまった。
そのまま心を病み、引退し田舎の山奥へ隠居。今でもリーパーとはたまに文通をしている。
●リカーショップ
お酒大好き！なチャラ男。インカレでヤリサーに所属していた。得物は火炎瓶と毒塵。
何度もリーパーをナンパするも、もれなく撃沈している。
（これはリーパーが断っているというより、たまたま誘った当該日時にどうしても外せない用事があったりしてタイミングが絶望的に悪かっただけである）
ピンクリンカーと同じ任務時に炎を受け、所持していた火炎瓶に引火。
身体中に燃え広がり、最後は所持していた毒塵に引火して粉塵爆発を引き起こし、ピンクリンカーに重症を追わせて本人は死亡した。
●ミルクボーイ
カールしたヒゲに白い歯、それにカウボーイハットといった出で立ちのナイスガイ。しかし背は低い。得物は回転式リボルバー拳銃。
実家が農場を経営しており、それの影響で非常に動物へ乗るのが上手い。任務時も愛馬のチャクラアバレンオー号に跨ってこなす事が多かった。
ある任務時、非常に素早く力の強い敵からアバレンオーが両断され、身体ごと投げ出される。
地面に激突し、ひるんでいる所を敵に囲まれ、抵抗虚しく捕食された。
●スレイプニイル
グレイプニイルの息子。親の敵を取るために志願した。
リーパーの一挙一動にドギマギしながらも、徐々に親譲りの才能を開花。
遺品の武器を手に取り、ばったばったと神話生物を狩る様はグレイプニルの生き写しだと云われた。
しかし、ある任務時に親を殺害した神話生物を発見。頭に血が上り、仲間の制止を聞かずに追いかけて行ってしまう。
結果、数日後に頭部の半分ほどの破片が回収された。
●ヨリンデ＆ヨリンゲル
前述の通り、優秀な男女の双子バディであった。得物はお揃いの特注ショットガン。
裏表が無く元気そのもの。太陽の様な少年少女であり、どこかジャバワババディと似たような所があった。
狡猾なシーカーズの罠に嵌り、お互いがお互いを拷問させる非常に悪趣味かつ卑劣な拷問を数百度に渡り繰り返され、
精神も肉体もグチャグチャにされた。
その後、二人は数十個に小分けラッピングされた状態で基地へ配送された。この出来事によってリーパーは重度の精神疾患を併発した。
etc...
かなり初期に教育した狩人。男。優秀で人懐こいのでかなりリーパーのお気に入りだった。
常識人かつ、彼女に偏見なく接してくれる一人だった為、彼と話している時はつい饒舌になる。
目の前で自殺。これにより一時的にリーパーの精神状態は過去最悪のものになり、鬱による自殺一歩手前まで追い詰められたと見られる。
●バロック
年上の後輩。男。過去にラグビーを経験していた為か、やや体型にまん味が見られる。
6回目の任務時に建物の崩壊から逃げ切れずに死亡。わんこの様にリーパーに懐いていた。
●ジャバ&ワバのバディ
前線で元気に活躍中の騒がしいバディ。かなりのお気に入り。
彼らの生存と明るさに正直相当救われているが、そんな裏事情は誰にも言っていない。
●ピンクリンカー
歌って踊って戦えるアイドルを目指して戦っていた可愛い系狩人。
火を扱う神話生物関連の任務時に身体と顔の大部分を火傷し、アイドル等夢のまた夢、
とてもマトモに見る事の出来ない見た目になってしまった。
そのまま心を病み、引退し田舎の山奥へ隠居。今でもリーパーとはたまに文通をしている。
●リカーショップ
お酒大好き！なチャラ男。インカレでヤリサーに所属していた。得物は火炎瓶と毒塵。
何度もリーパーをナンパするも、もれなく撃沈している。
（これはリーパーが断っているというより、たまたま誘った当該日時にどうしても外せない用事があったりしてタイミングが絶望的に悪かっただけである）
ピンクリンカーと同じ任務時に炎を受け、所持していた火炎瓶に引火。
身体中に燃え広がり、最後は所持していた毒塵に引火して粉塵爆発を引き起こし、ピンクリンカーに重症を追わせて本人は死亡した。
●ミルクボーイ
カールしたヒゲに白い歯、それにカウボーイハットといった出で立ちのナイスガイ。しかし背は低い。得物は回転式リボルバー拳銃。
実家が農場を経営しており、それの影響で非常に動物へ乗るのが上手い。任務時も愛馬のチャクラアバレンオー号に跨ってこなす事が多かった。
ある任務時、非常に素早く力の強い敵からアバレンオーが両断され、身体ごと投げ出される。
地面に激突し、ひるんでいる所を敵に囲まれ、抵抗虚しく捕食された。
●スレイプニイル
グレイプニイルの息子。親の敵を取るために志願した。
リーパーの一挙一動にドギマギしながらも、徐々に親譲りの才能を開花。
遺品の武器を手に取り、ばったばったと神話生物を狩る様はグレイプニルの生き写しだと云われた。
しかし、ある任務時に親を殺害した神話生物を発見。頭に血が上り、仲間の制止を聞かずに追いかけて行ってしまう。
結果、数日後に頭部の半分ほどの破片が回収された。
●ヨリンデ＆ヨリンゲル
前述の通り、優秀な男女の双子バディであった。得物はお揃いの特注ショットガン。
裏表が無く元気そのもの。太陽の様な少年少女であり、どこかジャバワババディと似たような所があった。
狡猾なシーカーズの罠に嵌り、お互いがお互いを拷問させる非常に悪趣味かつ卑劣な拷問を数百度に渡り繰り返され、
精神も肉体もグチャグチャにされた。
その後、二人は数十個に小分けラッピングされた状態で基地へ配送された。この出来事によってリーパーは重度の精神疾患を併発した。
etc...
■その他(一部例外あり)
●バニーホップ
女同士で出来る気持ちのいいえっちの仕方を教えてくれた者の一人。
元々は敵対組織の一人だったのだが、どうやらあまり組織に執心はしていないらしく、基本的に吉原でよく見る。
欲望部分が若干似ている所があるので、今では割と仲が良い。
●チェリーイーター
お茶会仲間でもある。色々な名前があり、シュティルツヒェンを殺害したのも彼。
敵の退路を断って徐々に追い詰め、圧倒的質量で敵を貫く様はエスケープレイパーとも呼ばれている。
家事全般が得意で女子力が高いので、色々と教えて貰いたい。
●うめちゃん
日本在住の親戚。女の子。幼い頃に会ったきり会ってない。
リーパーと同じく立派な酒乱として育っている。
女同士で出来る気持ちのいいえっちの仕方を教えてくれた者の一人。
元々は敵対組織の一人だったのだが、どうやらあまり組織に執心はしていないらしく、基本的に吉原でよく見る。
欲望部分が若干似ている所があるので、今では割と仲が良い。
●チェリーイーター
お茶会仲間でもある。色々な名前があり、シュティルツヒェンを殺害したのも彼。
敵の退路を断って徐々に追い詰め、圧倒的質量で敵を貫く様はエスケープレイパーとも呼ばれている。
家事全般が得意で女子力が高いので、色々と教えて貰いたい。
●うめちゃん
日本在住の親戚。女の子。幼い頃に会ったきり会ってない。
リーパーと同じく立派な酒乱として育っている。
略歴
■Introduction
■新しいバディの所感（ふせったー転記）
●ep.0
●ep.1
●ep.2
●ep.3
●end.
最初に一人だけ生き残ってしまったのは、まだ物心ついて間もない、齢一桁の頃だった気がする。
私が地下の倉庫からボードゲームを取り出して来たら、一緒に遊ぶ筈だった一人は居なくなっていて、もう一人は喋れなくなっていた。
父が一体どんな仕事をやっていたのかなんて、幼い自分には想像もつかなかった。けれど、きっとそれになにか、不都合があったんだと思う。
冬のよく乾燥していてとても寒かったあの日、私の村は燃やされた。
私は走った、逃げるために走った。
ばたばたばた。
私と同じ方向へ逃げ惑う人々は、どんどんとその数を減らしていった。
向かいのオリヴェルおじさんも、友達のマルユッカちゃんも、転んだ後、二度と起きてくる事は無かった。
私は自慢じゃないが、運動にはかなり自信があった。
特別力が強い訳じゃないけれど、人で賑わう市場を、誰ともぶつからずに端から端まで競争する遊びに関しては毎日一番を取っていた。
その日も私はいつもと同じ様に一番だった。誰ともぶつからず、転ぶ大人たちを躱して、飛び越えて。
ただ、その日はいつもと違って、一番より下の順位が無かったし、勝ってもちっとも嬉しくなかった。
理由は明白だったけど、私は考えないように、考えがまとまらないくらいの酸欠を求めて、走った。
走って走って、喉がカラカラに乾いたその夜。
私はオリヴェルおじさんから借りてきたスキットルを垂直にして、勢い良く水を飲んだ。
だけど、大人が飲む水はなんだかものすごく苦くて、辛くて、苦しくて。一口目は全て吐き出してしまった。
けれどそれが残った口の中が、なんだか少しあったかくて、いい香りがして。私は我慢してちびちびとそれを飲んでいった。
それはとても不思議なお水だった。
透明なのに、飲めばまるで、大好きなママのロヒケイットを飲んでる時みたいに身体が温まっていって。
その日あった事が全部、絵の具みたいに滲んで、しゃぼん玉みたいにぱちりと消えていった。
ふわりふわり、なんだかとても気持ちがいい。
いつの間にか周りには両親も友達も、村の皆がそこにいて、皆一様に楽しそうに手を繋いで踊っていた。
私もそれに加わりたくて、手をのばした。
けれども、頭も脚もなんだかとてもふらふらで、まるで急流の中を歩いているみたいだった。
でもそうしている内に、彼らは川の向こう岸へ駆けていってしまった。
待って、置いていかないで。
そう思ったのは、何故なんだっけ。
いつも一番を取っていた脚も、今は棒の様に動かない。
もう、何を考えようとしても、とっても眠くって。見上げればとろんと、宵闇に月の黄身が溶け出すのが見えた。
ふわりと、誰かが私を抱えたような浮遊感を感じたけれど。
それもまるで、宇宙に身体が沈み込んだみたいで。気持ちがよくて、揺らめいて。
私はそうしてミルキーウェイの天蓋をアイマスクに、おやすみなさいをしたんだ。
…
私の初めてのバディは男だった。
ヒョロっとして、いつもはなんだか能天気だけど、いざって時は誰よりも凛々しく、逞しいヤツ。
一緒に育ってきたからかな。お互いの得手不得手が分かっているからこそ、そこをカバーし合えた。
私達は最強のバディだった。きっとこの先もこいつと末永くやってくんだろうな。
どちらともなく、そんな事を思っていたのは多分、私の勘違いじゃ無かったと思う。
相棒が死んだ。
記念すべき10回目の任務の時だった。
お互いの得手不得手をカバーしているという事は、どちらかが虚を突かれれば、途端に根本から崩れるという事だ。
そこを奴らに見事に出し抜かれた。
槍を持った奴らは、まだ息のある相棒を串刺しにして、盾にして私を追ってきた。
私は、彼を見捨てる事すら許されなかった。
自分が意地汚く逃げ延びるには、盾ごと奴らを攻撃して、破壊し尽くすしかなかった。
私は、夢中でトリガーを引いた。
ショットシェルが無くなった事にも気付かずに、カチカチと。最早誰も追ってこない闇に、軽い音を響かせながら。
私が彼を殺した。それは決して、比喩的な表現では無かった。
命からがら逃げ帰った本拠地で、私は記念のケーキを食べた。
ホールの中心で、私とアイツのデフォルメされた砂糖人形が笑う、任務の10回成功を祝うケーキだった。
ひとくち口に運ぶ度に、最期のアイツの顔が浮かんだ。
どうして、と。信じられないものを見るような目だった。
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。
ケーキは、血と塩の味が酷くて、すぐに吐き戻してしまった。
その日、私は人生で二度目の酒を呷った。
…
次の相棒は女性だった。
随分とあどけなさの残る少女で、オドオドとした態度が庇護欲を刺激する、アイツとは正反対のタイプだった。
戦闘はあまり得意では無い代わりに頭は回り、完璧なサポートを得意としていた。
私は素直な彼女の事が、かなり気に入っていた。
危険な戦闘は基本的に自分が矢面に立ち、実践でも訓練でも、彼女には支援を中心に技術を研鑽して貰った。
もうあんな凄惨な場面を見るのはごめんだった。彼女には、決して危険な事はさせなかった。
だから、罠に嵌って行動が分断されてしまった時、彼女には為す術が無かった。
私が奴らの儀式を中止させ、ようやく彼女を見つけた時、""それ""の腕には夥しい注射痕と、
暴行された後に切り刻まれたであろう、身体の残骸しか残っていなかった。
私は、その日から酒に溺れる様になった。
…
何度もバディを組んだ。
だけども、何度もそのバディは解消された。
酒臭さに苦言を呈してくる生真面目なヤツもいた。
一緒に飲んで馬鹿騒ぎをしてくれる陽気なヤツもいた。
だが、全員いなくなってしまった。
とうの昔に競争を辞めたにも関わらず、まるで孤独なランナーの様に、隣に並ぶ者がいなくなってしまった。
いつしか、バディばかりが死んでいく私の事を、皆気味悪がって""リーパー(死神)""と呼ぶようになった。
私はそれで構わなかった。
自嘲的かもしれないが実際その通りだと思っていたし、私はもうこれ以上、相棒が目の前で死んでいくのに耐え切れなかった。
酒が、私を救ってくれた。
幼きあの日の様に、悪夢を泡沫の彼方へ飛ばし、熱くなった身体が、居なくなった皆の体温を感じさせてくれる。
深く溺れれば溺れる程、多くの相棒達が迎えに来てくれた。
でも、彼らは決して手は伸ばしてくれず、私はいつも置いてけぼりにされ、硬い床の上で目覚めるのだった。
そんな私を見かねてか、上司のミーラチカは私を新人教育担当へと任命した。
前線に立つのが怖くなった、使えないベテランにお誂え向きの閑職だった。
だけど……その立ち位置の居心地は、随分と長く留まってしまう程度には良いものだった。
時には教え子の殉死報告を聞く事もあったし、献花に訪れた回数も一度や二度では無い。
だが、目の前であんな顔をして死なれるよりは。あんな悍ましい連中に殺されるのを見るよりは、ずっとマシだった。
これでいいんだ。""リーパー(死神)""の私は此処に居るべきなのだ。
私は、自らの立ち位置に甘んじる様になった。先に進まず、じっとその場で緩やかな死を待つだけの死神。
最早その様は、狩人というより山小屋に隠居した老人の様だったかもしれない。
…
だが、そんな能天気な日常を享受し、酒に溺れて過去からの逃避を繰り返していたある日。
みらちーは私を呼び出し、唐突に言ったのだ。
それは今の私には、残酷にも、突き放す様にも聞こえたかもしれない。
「君にまたバディをつけることにした。つまり前線復帰って訳だね。
腕は鈍っていないと思うけど、実戦は久しぶりだろう？だから、準備はちゃんとしておくように。いいね？」
私が地下の倉庫からボードゲームを取り出して来たら、一緒に遊ぶ筈だった一人は居なくなっていて、もう一人は喋れなくなっていた。
父が一体どんな仕事をやっていたのかなんて、幼い自分には想像もつかなかった。けれど、きっとそれになにか、不都合があったんだと思う。
冬のよく乾燥していてとても寒かったあの日、私の村は燃やされた。
私は走った、逃げるために走った。
ばたばたばた。
私と同じ方向へ逃げ惑う人々は、どんどんとその数を減らしていった。
向かいのオリヴェルおじさんも、友達のマルユッカちゃんも、転んだ後、二度と起きてくる事は無かった。
私は自慢じゃないが、運動にはかなり自信があった。
特別力が強い訳じゃないけれど、人で賑わう市場を、誰ともぶつからずに端から端まで競争する遊びに関しては毎日一番を取っていた。
その日も私はいつもと同じ様に一番だった。誰ともぶつからず、転ぶ大人たちを躱して、飛び越えて。
ただ、その日はいつもと違って、一番より下の順位が無かったし、勝ってもちっとも嬉しくなかった。
理由は明白だったけど、私は考えないように、考えがまとまらないくらいの酸欠を求めて、走った。
走って走って、喉がカラカラに乾いたその夜。
私はオリヴェルおじさんから借りてきたスキットルを垂直にして、勢い良く水を飲んだ。
だけど、大人が飲む水はなんだかものすごく苦くて、辛くて、苦しくて。一口目は全て吐き出してしまった。
けれどそれが残った口の中が、なんだか少しあったかくて、いい香りがして。私は我慢してちびちびとそれを飲んでいった。
それはとても不思議なお水だった。
透明なのに、飲めばまるで、大好きなママのロヒケイットを飲んでる時みたいに身体が温まっていって。
その日あった事が全部、絵の具みたいに滲んで、しゃぼん玉みたいにぱちりと消えていった。
ふわりふわり、なんだかとても気持ちがいい。
いつの間にか周りには両親も友達も、村の皆がそこにいて、皆一様に楽しそうに手を繋いで踊っていた。
私もそれに加わりたくて、手をのばした。
けれども、頭も脚もなんだかとてもふらふらで、まるで急流の中を歩いているみたいだった。
でもそうしている内に、彼らは川の向こう岸へ駆けていってしまった。
待って、置いていかないで。
そう思ったのは、何故なんだっけ。
いつも一番を取っていた脚も、今は棒の様に動かない。
もう、何を考えようとしても、とっても眠くって。見上げればとろんと、宵闇に月の黄身が溶け出すのが見えた。
ふわりと、誰かが私を抱えたような浮遊感を感じたけれど。
それもまるで、宇宙に身体が沈み込んだみたいで。気持ちがよくて、揺らめいて。
私はそうしてミルキーウェイの天蓋をアイマスクに、おやすみなさいをしたんだ。
…
私の初めてのバディは男だった。
ヒョロっとして、いつもはなんだか能天気だけど、いざって時は誰よりも凛々しく、逞しいヤツ。
一緒に育ってきたからかな。お互いの得手不得手が分かっているからこそ、そこをカバーし合えた。
私達は最強のバディだった。きっとこの先もこいつと末永くやってくんだろうな。
どちらともなく、そんな事を思っていたのは多分、私の勘違いじゃ無かったと思う。
相棒が死んだ。
記念すべき10回目の任務の時だった。
お互いの得手不得手をカバーしているという事は、どちらかが虚を突かれれば、途端に根本から崩れるという事だ。
そこを奴らに見事に出し抜かれた。
槍を持った奴らは、まだ息のある相棒を串刺しにして、盾にして私を追ってきた。
私は、彼を見捨てる事すら許されなかった。
自分が意地汚く逃げ延びるには、盾ごと奴らを攻撃して、破壊し尽くすしかなかった。
私は、夢中でトリガーを引いた。
ショットシェルが無くなった事にも気付かずに、カチカチと。最早誰も追ってこない闇に、軽い音を響かせながら。
私が彼を殺した。それは決して、比喩的な表現では無かった。
命からがら逃げ帰った本拠地で、私は記念のケーキを食べた。
ホールの中心で、私とアイツのデフォルメされた砂糖人形が笑う、任務の10回成功を祝うケーキだった。
ひとくち口に運ぶ度に、最期のアイツの顔が浮かんだ。
どうして、と。信じられないものを見るような目だった。
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。
ケーキは、血と塩の味が酷くて、すぐに吐き戻してしまった。
その日、私は人生で二度目の酒を呷った。
…
次の相棒は女性だった。
随分とあどけなさの残る少女で、オドオドとした態度が庇護欲を刺激する、アイツとは正反対のタイプだった。
戦闘はあまり得意では無い代わりに頭は回り、完璧なサポートを得意としていた。
私は素直な彼女の事が、かなり気に入っていた。
危険な戦闘は基本的に自分が矢面に立ち、実践でも訓練でも、彼女には支援を中心に技術を研鑽して貰った。
もうあんな凄惨な場面を見るのはごめんだった。彼女には、決して危険な事はさせなかった。
だから、罠に嵌って行動が分断されてしまった時、彼女には為す術が無かった。
私が奴らの儀式を中止させ、ようやく彼女を見つけた時、""それ""の腕には夥しい注射痕と、
暴行された後に切り刻まれたであろう、身体の残骸しか残っていなかった。
私は、その日から酒に溺れる様になった。
…
何度もバディを組んだ。
だけども、何度もそのバディは解消された。
酒臭さに苦言を呈してくる生真面目なヤツもいた。
一緒に飲んで馬鹿騒ぎをしてくれる陽気なヤツもいた。
だが、全員いなくなってしまった。
とうの昔に競争を辞めたにも関わらず、まるで孤独なランナーの様に、隣に並ぶ者がいなくなってしまった。
いつしか、バディばかりが死んでいく私の事を、皆気味悪がって""リーパー(死神)""と呼ぶようになった。
私はそれで構わなかった。
自嘲的かもしれないが実際その通りだと思っていたし、私はもうこれ以上、相棒が目の前で死んでいくのに耐え切れなかった。
酒が、私を救ってくれた。
幼きあの日の様に、悪夢を泡沫の彼方へ飛ばし、熱くなった身体が、居なくなった皆の体温を感じさせてくれる。
深く溺れれば溺れる程、多くの相棒達が迎えに来てくれた。
でも、彼らは決して手は伸ばしてくれず、私はいつも置いてけぼりにされ、硬い床の上で目覚めるのだった。
そんな私を見かねてか、上司のミーラチカは私を新人教育担当へと任命した。
前線に立つのが怖くなった、使えないベテランにお誂え向きの閑職だった。
だけど……その立ち位置の居心地は、随分と長く留まってしまう程度には良いものだった。
時には教え子の殉死報告を聞く事もあったし、献花に訪れた回数も一度や二度では無い。
だが、目の前であんな顔をして死なれるよりは。あんな悍ましい連中に殺されるのを見るよりは、ずっとマシだった。
これでいいんだ。""リーパー(死神)""の私は此処に居るべきなのだ。
私は、自らの立ち位置に甘んじる様になった。先に進まず、じっとその場で緩やかな死を待つだけの死神。
最早その様は、狩人というより山小屋に隠居した老人の様だったかもしれない。
…
だが、そんな能天気な日常を享受し、酒に溺れて過去からの逃避を繰り返していたある日。
みらちーは私を呼び出し、唐突に言ったのだ。
それは今の私には、残酷にも、突き放す様にも聞こえたかもしれない。
「君にまたバディをつけることにした。つまり前線復帰って訳だね。
腕は鈍っていないと思うけど、実戦は久しぶりだろう？だから、準備はちゃんとしておくように。いいね？」
■新しいバディの所感（ふせったー転記）
●ep.0
隠居状態の中、ミラちから事前相談無くバディを付けられた事について、「あぁ、事実上の辞任勧告かなぁこりゃ」と思っている。
「まぁ、戦えないアル中老害はいらないよねー…」と悲しく諦めている部分が8割と、「最後くらい華々しく散ってやろうかな…」と半ばヤケクソに思っている部分が2割。
その日の夜は、酒こそ増えたもののあまり肉欲の気乗りはしなかったので、ただ深酒して潰れて寝た。
「まぁ、戦えないアル中老害はいらないよねー…」と悲しく諦めている部分が8割と、「最後くらい華々しく散ってやろうかな…」と半ばヤケクソに思っている部分が2割。
その日の夜は、酒こそ増えたもののあまり肉欲の気乗りはしなかったので、ただ深酒して潰れて寝た。
●ep.1
自身のコードネームの由来もあり、グリムとのファーストコンタクト時には壁を作り、かなり非歓迎ムードを醸し出していた。
これはグリムに悪感情を抱いている訳では無く、「この子と私、どっちが先に死ぬかな」とか、「この子は昔バディだったあの子にちょっと似てるな…」とか考えながら、勝手に自分の死期を悟ってちょっとおセンチな気分になっていた。
あとは「私とバディになるなんて可哀想」と思っている部分もあったかも。
件の狼討伐後も、メンタルを削られているグリムを見て「あぁ…この子は見た目こそこうだけど、あんまり向いてないのかもなぁ」とか、「今のうち、後戻り出来なくなる前に先輩として辞めさせなきゃなぁ」と思っていた。
それと同時に、狼討伐に際してそこまで重く受け止めていない自分に対し「狼と自分、どっちが冷酷なんだか」と、自身の精神状態を分析してやや自嘲気味になっている。
あと、幾ら現場から離れていたとはいえ、ハウンドの相方については話している途中からなんとなく察してしまったので、「しまったなぁ」と少しアルコールが抜けた。
ちなみに多分ハウンド運転時に警察に止められたら普通に車内のアルコール受動呼気で酒気帯び運転になりそう。
これはグリムに悪感情を抱いている訳では無く、「この子と私、どっちが先に死ぬかな」とか、「この子は昔バディだったあの子にちょっと似てるな…」とか考えながら、勝手に自分の死期を悟ってちょっとおセンチな気分になっていた。
あとは「私とバディになるなんて可哀想」と思っている部分もあったかも。
件の狼討伐後も、メンタルを削られているグリムを見て「あぁ…この子は見た目こそこうだけど、あんまり向いてないのかもなぁ」とか、「今のうち、後戻り出来なくなる前に先輩として辞めさせなきゃなぁ」と思っていた。
それと同時に、狼討伐に際してそこまで重く受け止めていない自分に対し「狼と自分、どっちが冷酷なんだか」と、自身の精神状態を分析してやや自嘲気味になっている。
あと、幾ら現場から離れていたとはいえ、ハウンドの相方については話している途中からなんとなく察してしまったので、「しまったなぁ」と少しアルコールが抜けた。
ちなみに多分ハウンド運転時に警察に止められたら普通に車内のアルコール受動呼気で酒気帯び運転になりそう。
●ep.2
グリムに退職を勧めるも、突っぱねられて意外に思う。
「親切心で言ってるのになぁ…」と思いつつ、「貴方がやる気だと、私も真面目にやらなくちゃいけなくなっちゃうじゃん…」とも思っている。
ついつい過去の凄惨な死を遂げたバディ達をグリムに置き換えたイメージが浮かび、吐き気を催した。(当然アルコールのせいという事にしたが)
遊園地に行ったのは普通に楽しかった。
そもそも幼少期を除けばこんな所に来るのはいつぶりかという所だったので、年甲斐も無くはしゃいでしまう。ちょっと恥ずかったけど酒でその考えは揉み消した。
しかしその後、狼が出現した事によって「やっぱりかぁ…」と自身のCNを呪いつつ冷静になった。
狼討伐後、自身の幼少期に起こった襲撃と二人の狼の境遇を重ね合わせてしまい、かなり心を抉る。
気乗りはしなかったが、赤頭巾としての責務と先輩としての矜恃からその場を立ち去る事を許されず、二人に向けてトドメのトリガーを引いた。
その後、帰路にてグリムの過去を話され、かなり心に手痛い傷を負った。
狼に対してかなり強い憎悪の念を持っているのは言わずもがな、それを自分のバディとしてつけたミラちに対してもかなり疑念を持ち、相当腹が立って哀しくなった。
と、同時に「この子が神話生物だというのなら、昔のバディ達と違ってそう簡単には死なないのでは？」という冒涜的な考えが浮かび、一瞬でもそんな考えが浮かんだ自分に対してかなりの自己嫌悪に陥る。
自傷的な心持ちとなった彼女は、自身への戒めの意味も込めて、己の本当の心情や自身を形成する過去を全てグリムへと伝えた。
ここで漸く久々に、バディと正面から向き合う覚悟が決まる。
グリムに対しては多少のモヤモヤこそ残るものの、そこを含め自分自身で彼女という「人」を見極めようと考えた。
「親切心で言ってるのになぁ…」と思いつつ、「貴方がやる気だと、私も真面目にやらなくちゃいけなくなっちゃうじゃん…」とも思っている。
ついつい過去の凄惨な死を遂げたバディ達をグリムに置き換えたイメージが浮かび、吐き気を催した。(当然アルコールのせいという事にしたが)
遊園地に行ったのは普通に楽しかった。
そもそも幼少期を除けばこんな所に来るのはいつぶりかという所だったので、年甲斐も無くはしゃいでしまう。ちょっと恥ずかったけど酒でその考えは揉み消した。
しかしその後、狼が出現した事によって「やっぱりかぁ…」と自身のCNを呪いつつ冷静になった。
狼討伐後、自身の幼少期に起こった襲撃と二人の狼の境遇を重ね合わせてしまい、かなり心を抉る。
気乗りはしなかったが、赤頭巾としての責務と先輩としての矜恃からその場を立ち去る事を許されず、二人に向けてトドメのトリガーを引いた。
その後、帰路にてグリムの過去を話され、かなり心に手痛い傷を負った。
狼に対してかなり強い憎悪の念を持っているのは言わずもがな、それを自分のバディとしてつけたミラちに対してもかなり疑念を持ち、相当腹が立って哀しくなった。
と、同時に「この子が神話生物だというのなら、昔のバディ達と違ってそう簡単には死なないのでは？」という冒涜的な考えが浮かび、一瞬でもそんな考えが浮かんだ自分に対してかなりの自己嫌悪に陥る。
自傷的な心持ちとなった彼女は、自身への戒めの意味も込めて、己の本当の心情や自身を形成する過去を全てグリムへと伝えた。
ここで漸く久々に、バディと正面から向き合う覚悟が決まる。
グリムに対しては多少のモヤモヤこそ残るものの、そこを含め自分自身で彼女という「人」を見極めようと考えた。
●ep.3
他ならぬセイレーンの力で操られた人々を見て、悪趣味さにモヤモヤが募る。が、自身が操られた事に関して悪感情が湧かなかったのは、それの元がグリムだったからだろうか。
ともすれば、自身が思っているよりも私はグリムを信用しているんじゃないだろうかと自己分析する。
ともあれば、この混乱の元であるセイレーンは絶たねばならないとより一層強く思う。
人に人を襲わせる悪辣さと、相棒と同じ力を悪用されていることに対して無性に腹が立ったからだ。
しかしその後、敵の策略にまんまと嵌り、ほぼ自らの手で教え子であるハウンドを、目の前で死に追いやってしまい遂に心が折れる。
やはり自分は死神だった、自分が皆を殺したのだという確信めいた疑念に身を焼かれ、無様に嗚咽を漏らし悶え苦しむ。
ミラちは変わらずドライだし、皆一様に「またリーパーが…」という対応で(これもリーパーの勘違いなのだが)慰めはあまり無い。
が、そこで縋ることを許してくれたのが他でも無い新人で相棒のグリムだった。
グリムは支離滅裂で堂々巡りな告解を何度も肯定し、励まし慰めてくれた。
そして何より、その人肌の温かさで寂しさを埋めてくれた。
それによって、冷たく根本から折られていたリーパーの心は徐々に氷塊していく。
そして久し振りにベッドで、かつアルコールの力を借りずに眠りに落ちた彼女は、清々しい朝を迎えた。
狼を狩るにはこれ以上無い、気持ちに満ち満ちた希望の朝だった。
どうして狩人さんは武器を持つの？それはね、お前みたいな他人を食い物にする邪悪な存在を、酒のつまみに喰らっちまう為さ。
ともすれば、自身が思っているよりも私はグリムを信用しているんじゃないだろうかと自己分析する。
ともあれば、この混乱の元であるセイレーンは絶たねばならないとより一層強く思う。
人に人を襲わせる悪辣さと、相棒と同じ力を悪用されていることに対して無性に腹が立ったからだ。
しかしその後、敵の策略にまんまと嵌り、ほぼ自らの手で教え子であるハウンドを、目の前で死に追いやってしまい遂に心が折れる。
やはり自分は死神だった、自分が皆を殺したのだという確信めいた疑念に身を焼かれ、無様に嗚咽を漏らし悶え苦しむ。
ミラちは変わらずドライだし、皆一様に「またリーパーが…」という対応で(これもリーパーの勘違いなのだが)慰めはあまり無い。
が、そこで縋ることを許してくれたのが他でも無い新人で相棒のグリムだった。
グリムは支離滅裂で堂々巡りな告解を何度も肯定し、励まし慰めてくれた。
そして何より、その人肌の温かさで寂しさを埋めてくれた。
それによって、冷たく根本から折られていたリーパーの心は徐々に氷塊していく。
そして久し振りにベッドで、かつアルコールの力を借りずに眠りに落ちた彼女は、清々しい朝を迎えた。
狼を狩るにはこれ以上無い、気持ちに満ち満ちた希望の朝だった。
どうして狩人さんは武器を持つの？それはね、お前みたいな他人を食い物にする邪悪な存在を、酒のつまみに喰らっちまう為さ。
●end.
こうして一連の案件を終えたリーパーは、グリムを最高の相棒と認め、正式なバディ契約を結ぶに至った。
伸ばされた手は二人の間で固く結ばれ、決して紐解ける事は無いだろう。
その後、ハウンドの葬儀はしめやかに行われ、彼女からかつての教え子に向けて最後の言葉を伝えた。
師より先に旅立つ事に対しての少しの文句、今迄の感謝、そしてこれからは狼達の驚異に怯えることなく、相棒と天国で楽しく暮らして欲しいという事も伝えた。
いつもならここに「自分もすぐ行くから」と付け加える所なのだが、今回に関してはそう言わなかった。
なぜなら、今は少しでも長い時間、新しく出来た大切な相棒と同じ時を過ごしたいからだ。
だから悪いけど皆にはロスタイム分、もう少し待ってもらおう。
そんな事を思いつつ彼女は振り返って、相棒の手を取るのだった。
伸ばされた手は二人の間で固く結ばれ、決して紐解ける事は無いだろう。
その後、ハウンドの葬儀はしめやかに行われ、彼女からかつての教え子に向けて最後の言葉を伝えた。
師より先に旅立つ事に対しての少しの文句、今迄の感謝、そしてこれからは狼達の驚異に怯えることなく、相棒と天国で楽しく暮らして欲しいという事も伝えた。
いつもならここに「自分もすぐ行くから」と付け加える所なのだが、今回に関してはそう言わなかった。
なぜなら、今は少しでも長い時間、新しく出来た大切な相棒と同じ時を過ごしたいからだ。
だから悪いけど皆にはロスタイム分、もう少し待ってもらおう。
そんな事を思いつつ彼女は振り返って、相棒の手を取るのだった。
コメントをかく